探偵学校の学習カリキュラムの違い

探偵学校は、探偵事務所、興信所を経営している現役の探偵が運営していることがほとんどです。
多くの場合、講義といっても学ぶ期間は長くて数週間、短いと2、3日で数時間といった内容で学習カリキュラムが組まれています。

学校と聞けば、専門学校や大学、高校などを想像すると思います。
ですが、探偵学校は専門学校や大学などと違い、職業訓練所に近い雰囲気を感じるのではないでしょうか。

実際に、それぞれの探偵学校によって学習カリキュラムに違いが生じます。
探偵学校では通学制と通信制が用意されているのが一般的。通学制では講習と実技のどちらも受けられる学校が多く、通信制の場合は配布されたテキストで学ぶのが基本です。
講習では、探偵の概要や探偵業法に関する基礎知識、尾行や張り込みのやり方などを勉強します。実技では、撮影機材を実際に使用したり、尾行・張り込みを実際に行ったりして、探偵の知識や技術を取得します。

多くの探偵事務所が行っている盗聴器の発見調査に関しては、盗聴器発見器の使い方を詳しく学んだり実際に使ってみたりできる探偵学校もあれば、簡単な説明とハンディタイプの機器を使っただけで終了、といった探偵学校もあるようです。

この学習カリキュラムの違いを探偵学校に入る前に確認するのは難しく、学校へ入った後で「こんなものか？」と疑問を持つ人もいます。

ここで、注意しなくてはならないのが、どういった学習カリキュラムで探偵の勉強をすることができるのかを事前に知る必要があるということです。教材となる機材やテキストの質はどの程度かを把握しなくてはなりません。

これらを把握するためには、自分がどの分野を重点的に勉強したいのかハッキリとさせておく必要があります。そして、勉強したい内容と、探偵学校の学習カリキュラムを比較して、もっとも自分に適した探偵学校を見つけることが必要です。